FAQ
Q1:剣道を始めるときにどのくらいの費用がかかるのですか?
剣道には、竹刀、木刀、防具、稽古着、およびそれらに付随する小物類が必要になります。
すべてを揃えると、だいたい5-6万円かかります。内訳は、竹刀、木刀は各2千5百円程度、防具は小学生用で3万5千円前後、稽古着が上下で1万円程度、その他竹刀袋や防具袋、手拭い等の小物類に数千円から1万円程度かかります。
しかしご安心ください。当剣友会では、小学生用の防具は相当数貸し出し可能で、現在在籍している未就学児・小学生のほとんどはそれを利用しています。年間2千円ほどで貸し出しています。木刀も剣友会所有のものを無償で貸し出していますので、自分で用意する必要はありません。
また、稽古着も寄付により所有しているものがありますので、サイズが合えばそれを利用することもできます。
竹刀は消耗品ですので、これだけはご購入いただくことになります(体験入門の際はお貸し出し致します)が、必須なのはこれだけです。
「剣道は道具が高い」というイメージとはだいぶ異なり、出費を抑えながら始めることが可能です。
Q2:どのくらいの年齢から始めると良いのですか?
どの年齢からでも特に問題ありませんし、「遅い」ということもありません。ただ、小学生のうちに十分な基礎を身につけていくようにするならば、小学3年生くらいまでに始めるのが良いと思います。
小学1年生くらいから始めている子は、3年くらいから、どんどん上手く、強くなります。早いうちに始めた方が伸びも大きいと言えます。
Q3:未就学児でもきちんと覚えられますか?
心配はいりません。年中さんになり、竹刀を振れるような体力ができていれば、十分にやっていけます。
まずは基本の素振りや面の打込みなどで体の動かし方を覚え、上手にできるようになってから防具を着け始めます。体が小さいですし、最低限の基本を覚えてからでないと、防具をつけて動き回ることができませんので、防具を着け始めるまでには早くても半年以上はかかります。それでも、年長さんで防具をつけてやり始める子供さんも多くいますから、子供さんの興味が芽生えているなら、いちどやらせてみると良いと思います。
Q4:剣友会の稽古だけで上手くなりますか?
当剣友会の稽古は週1回ですので、正直なところこれだけで上手くはなるには時間が掛ります。短い時間で上手くなりたい子は、毎日自宅で数百回の素振りをしたり、別途行われる他の剣友会との合同稽古などにも参加したりしています。
しかし、週の中で何日も剣道の稽古に通うことができないお子さんが多いのも事実です。その場合はあせらずに、基礎固めを考えていただくべきと思います。
当剣友会は、「試合に勝つ」剣道よりも、「基本に忠実な美しい」剣道を身につけてもらえるように指導していますので、きちんとした基礎ができてからは、とても早く上達すると思います。ですから、あまりあせらずに見てあげてください。
ご家庭では、子供さんに1日10分で結構ですから、素振りをさせる等の「声かけ」を行ってみてください。何もやらないときに比べ、かなり大きな違いが出てきます。
Q5:どのような雰囲気の剣友会ですか?
若竹剣友会は、保護者の方々にとっては負担が少なく、子供達にとっては自主・自立と協調の精神を高められる剣友会だと思います。
当剣友会は全員分け隔てなく、自分のことは自分でやる、自分で負担するのが原則です。たとえば、飲み物は、夏場を除いて原則自分たちで用意するようにしており、先生方も同様です。また、通常の活動においては先生方への気遣いは無用としており、ご父兄にとって精神的・肉体的負担になるような日ごろの父母会活動はしないこととしています。
会費は主に未就学児・小学生会員の傷害保険と消耗品費として頂戴し、それ以外の余計な出費は抑えています。先生方も謝礼等は一切受け取りませんし、合宿費用さえも全員自己負担しています。このため、当剣友会は発足以来会費はずっと値上げしておらず、月500円と金銭的な負担もかなり少なくなっています。
当剣友会は剣道が好きな有志の集まりで、教えている先生方にも「ボランティア」という考え方が浸透しているが故にできることだと思います。
稽古の際は、先生方は子供達に、常に考えることを意識させます。理論的なことを学び、実際にできるようになるように工夫させることで、質の高い稽古を促しています。
また、先生を含む大人も、子供達と同じメニューを一緒にこなします。こうすることで大人が模範を示しリードできますし、子供達に無理強いをしない、一体感を持った稽古ができます。子供達も自然に面倒を見ることを学び、上級生は下級生をしっかりリードしたり、やり方を教えたりしています。
このような指導は、子供達が自ら考え、自立していくことに一役買っているのではないかと思います。
金田会長はじめ、各先生の人柄によるところが大きいですが、長年上記のような考え方を維持・踏襲し、会を運営しています。
いちど見学していただければ、その雰囲気は伝わると思います。
Q6:大人の初心者でもついて行けますか?
当剣友会の一般会員の約半数は、大人になってから剣道を始めた方々です。竹刀の振り方や身体の動きがわからない段階からでも、懇切丁寧に指導しますし、それぞれの方の体力等に合わせて、無理のない形で始められるようにしています。
はじめは稽古のあとに筋肉痛がひどく、きついかもしれませんが、次第に慣れて十分に稽古についていけるようになります。
大人になってから始められる方は、子供さんの入会がきっかけになっている方が大半ですが、ほとんどの方は始めてから1年程度のうちに初段を取られ、さらに高い段位を目指されています。