剣道人口って、どのくらい?
剣道人口ってどのくらいいるんだろうということは、剣道をされる方なら誰しも、気になったことがあるのではないかと思います。私サイト管理人も、ふと気になり調べたことがあります。(2011年9月18日に、「管理人ブログ」に書かせていただきました。)
もっとも詳しいのは、全日本剣道連盟が2007年9月に調査した統計で、同連盟発行の広報誌「まど」・2008(平成20)年5月号に掲載されています。
1.日本剣道連盟のまとめた剣道人口統計(2007年)って?
全剣連設立55周年記念事業として行われた、初めての剣道人口調査です。それによると、
- 活動中の剣道人総数は47.7万名、そのうち有段者は29万名であり、段位取得者の約2割である。
- うちわけは一般社会人40%、中学生以下が45%、このうち半数が小学生以下である。
- 男女構成では女性が23%と4分の1を占めている。
- 組織別には学校剣道部28%警察関係14%、一般道場・スポーツ少年団が58%である。
- 総剣道人口としては、今回把握した無段者18.3万名を登録人員148万名に加えると、166万名と見ることにしたい。
ということです。
ちなみに、平成23年3月末現在の「剣道」有段者登録数は、1,619,859人(うち、女子は460,624人)であり、上記の調査から、さらに13万人ほど有段者登録数は増えているようです。
2.剣道人口は、他のスポーツにに比べて多いの?少ないの?
各スポーツの競技人口というのは、かなり曖昧な数字で、どれが正しいのかがわかりません。なので、活動中の人数、選手登録者数といったもので比較したいと思います。前出のように、活動中の剣道人総数は47.7万名です。
柔道の場合の競技人口(活動中)は20万人と言われています。それから見れば2倍以上になります。
サッカーの登録選手数は約90万人(2010年)となっています。これと比べると剣道は半分程度です。
野球の日本体育協会登録者数は、約59万人(2008年)とのこと。もっと多いかと思いましたが、それほどでもないんですね。
このように比較してみると、剣道は、活動している人が思ったより多いようです。また、有段者が優に100万名を超えていることも明らかな事実であり、その点では剣道の裾野は広いと言えると思います。