[き]虚実

きょ-じつ

虚とは心身に隙の生じた状態のことで、実とは精神に気迫が充実していて油断がなく、注意の行届いている状態のことを言います。

たとえば、打突の好機のひとつである「技の起り頭」には、相手が打込もうとする充実した「実」の状態がある一方で、守りがおろそかになる「虚」が生じやすく、そこを逃さず打つということであり、出ばな小手や出ばな面は、懸かり口の虚に乗ずる技、ということができます。

Share
         Copyright © 若竹剣友会 - 剣道 - 千葉県我孫子市 - Do you 剣道?