[せ]静坐

せい-ざ

正座し、目を閉じて静かに自らの内面に深く沈思することを指します。黙想とも言います。

手は法界定印(ほっかいじょういん)を組みます。すなわち、丹田(へそのやや下あたり)に右手を置き、掌(てのひら)を上に向けます。その上に左手を、掌を上にして重ね、右手で軽く包み込むようにします。手は全体的に丸みを帯びた形になります。両手の親指は手の上部で円を結ぶようにし、先端をかすかに合わせます。

精神統一の観点から稽古の前後に行われます。

稽古を始めるときの黙想は、前回の稽古で注意されたことを思い出し、今日の目標、目的を心に刻む場で、稽古を終えるときの黙想は、今日の稽古の結果と反省の場です。それぞれ、心を落ち着かせ、思いを巡らせる時間と言うことができます。

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