ら行
[り]理業一致
り-ぎょう-いっち
理は理合い(そうなる理由)、業は技のことで、理と技の両方を修練することが大事であるということを表した言葉です。
剣道を学ぶには理論に偏ってもいけないし、技ばかりに偏ってもいけません。なぜそうするのか、なぜそうなるのかを理解して、稽古で上手くできるようになるよう、修練するのが上達の近道です。
事理一致も全く同じ意味です。
[り]立礼
りつ-れい
立った姿勢から上体を傾けて行う礼で、「神前・上座および上席への礼」と「相互の礼」があります。
「神前・上座および上席への礼」は、上体を約30度傾けて行います。
この礼は神様や先生にあいさつするときのものですから、深々と頭を下げ、気持ちを平静に保ちながら感謝の気持ちを込めて行います。少しの間(一呼吸程度)その姿勢を保った後、静かにもとの姿勢に戻すようにします。
「相互の礼」は、正立した状態から15°程度と、比較的浅い前傾になります。目は相手から絶対にそらさず、礼をし終わるまでずっと相手を見続けます。
剣を持ち相手と向かい合っているときには、決して気を抜かないということを体現した礼のしかたとも言えます。
[れ]連続技
れん-ぞく-わざ
2つ、3つと連続して打突する技のことを指します。
2段で打つものには「小手-面」、「小手-胴」、「面-(左)胴」、「面-面」、「面-小手」、「突き-小手」、「突き-面」などがあります。
また、3段で打つものには「小手-面-胴」、「面-小手-面」、「突き-小手-面」などがあります。