や行
[や]約束稽古
やく-そく-げい-こ
面、小手、胴、小手-面など、かける技や動作などを事前に決めて行う稽古のことです。2人1組で行います。
掛り手は実際に技をかけるときを想定して、真剣に打込みを行うことで、その技を習得していきます。元立ちは、実践を想定した動作の中で掛り手に打たせますが、正しい姿勢、正しい動作での打突の習得を優先し、技がかけやすいよう配慮します。
[ゆ]有効打突
ゆう-こう-だ-とつ
充実した気合いの下、正しい姿勢と動作で刃筋正しく、竹刀のもの打ちで相手を打突し、残心のあるものを有効打突とし、試合では1本となります。
気合いがあっても姿勢や動作が伴っていなかったり、正しい姿勢で正しい竹刀の振りで打ち込んでも気合いがなかったり、たまたま当たっただけだったりした場合は、すべて有効打突にはなりません。
[よ]横手の間合い
よこ-て-の-ま-あい
相手の刀や竹刀と剣先が触れる程度(触刃:しょくじん)の間合いのことを言います。一足一刀の間合いよりも遠く、いわゆる遠間の状態です。
これ以上遠くなると、相手を警戒しているが、お互いに打突をしない(それに適していない)位置、と言うことができます。